中川酒造(株)

地域 中越
代表銘柄 越乃白雁
住所
新潟県長岡市脇野町2011  Gooleマップを見る
URL
https://www.koshinohakugan.com/

水色に輝く澄んだ湧き水で仕込まれる「味」を重視した酒造り
若手蔵人が奮闘する地元に愛される地酒蔵。

■歴史 沿革

創業明治21年(1888年)大火によって焼失した酒蔵から酒造株を買い受けて酒造りを始めました。
酒蔵の位置する新潟県長岡市脇野町(旧三島郡三島町脇野町)には天明年間、幕府の公領として代官所が置かれその支配下に発展してきました。

西山連峰のふもとに位置し、蔵の裏手には山の斜面が迫ります。
蔵の付近の田んぼには昔から雁が飛来していて、白い雁が飛来することから中川酒造の銘柄は「越乃白雁」と命名されました。

創業当時から作業効率よりも味を重視した酒造りを続けています。
「手間を惜しまない」という精神は今も受け継がれています

それは精米歩合の高さに現れています。
中川酒造のレギュラークラスの定番酒でさえ60%台の精米歩合で造られています。
近年、蔵人の世代交代がすすみ、他の酒蔵と比べて若い蔵人たちが多く、彼らが団結して酒造りをしています。
伝統の酒造りによる中川酒造らしい味わいのお酒と新たなチャレンジによる今までになかった新しい味わいを造りあげています。
地元の良質米、水、杜氏を財産に伝統の酒造りを守り続けています。

長岡市内にそびえる西山連峰の伏流水、地元産の良質な原料米を使用しどのお酒も妥協せず、大切なお米を削りに削って醸しています。
料理の味わいを邪魔せず、毎日飲んでも飲み飽きしない酒を造っています。

優雅で繊細な味と香りの大吟醸。
華やかな香りと淡麗な味の純米大吟醸。
ソフトでなめらかななかにもコクのある純米酒。
飲み飽きしない清澄な味の本醸造。
柔らかくきれいな口当たりの定番酒 越乃白雁 黒松など
作るお酒の80%が新潟県内で流通される地元に愛されるお酒です。

■地域

新潟県長岡市三島地域は面積の約6割が森林という緑豊かな地域。
現在でもゲンジボタル、ヘイケボタルが同一地域内で生息している豊かな自然のある地域です。

酒蔵の位置する新潟県長岡市脇野町(旧三島郡三島町脇野町)には
天明年間、幕府の公領として代官所が置かれその支配下に発展してきました。

里山からの豊富な湧き水に恵まれ、醸造や刃物産業が発展。
中でも酒造業が盛んで、人口わずか7,000人余りの地域に酒蔵が多い時で5件もありました。
現在も酒造りをしている3件の酒蔵があります。
いずれの蔵も山の麓に位置し、山からの湧き水を酒造りに使用しています。
この地域の水がいかに酒造りに適しているかを現しています。

冬には雪が降り積もり酒造りに適した環境をもたらします。
積雪による安定した適度な低温は、清酒造りに使われる麹菌や酵母など微生物の働きに最適な環境をつくると同時に雑菌の繁殖を防ぎます。
また、雪は空気中のちりなどの微粒子を包み込むため、雪が降ると空気が澄むといわれています。
冬の厳しい環境が新潟の酒造りの特徴でもある低温でじっくりと発酵させる長期低温発酵に適した環境を作り上げています。

また里山保全の活動として森林内で生い茂った竹を伐採しその竹を加工して灯籠を制作。
それを江戸時代から続く地域の街並みに並べ、ライトアップするイベント「越後みしま 竹あかり街道」が毎年11月に開催されます。
小さい地域のイベントながら、3,500人もの方が訪れています。
地元有志や企業、学生が参加して作り上げています。

もちろん中川酒造も参加。蔵の前は竹灯籠でライトアップされ幻想的な風景を作り出しています。

夏には地元の特産品である鋸で杉の丸太を切り落とす「全日本丸太早切選手権大会」が行われます。
三島地域は面積の約6割が森林であり、多くの杉が育てられています。
また江戸時代からの伝統である脇野町鋸(わきのまちのこぎり)という特産があります。
この2つを組み合わせた地域を活性化するイベントとして考え出されました。

「全日本丸太早切選手権大会」では、全国から大勢の力自慢が集まり、2人1組となって直径約30センチの丸太を切ります。
両引きのこぎりを使い、丸太の両側から2人で力を合わせて、交互に押したり引いたりしながら切り落とします。
この大会用の脇野町鋸(わきのまちのこぎり)は、一番大きい鋸で長さが約2m、一番小さい小学生用のものでも約1mの長さがあります。

中川酒造もこの大会のスポンサーになっており、三島地域の暑い夏を盛り上げる一大イベントになっています。

■中川酒造の酒造りこだわり米・水・作り手

■水

酒蔵は酒造りのためにそれぞれ水源を持ち、水質が重視されるのはもちろんのこと水量が豊富であることも重要です。
酒造工程全体では仕込み水として使われる量の何倍もの水をつかうことから、良質な水を大量に確保しなければなりません

酒造りにとっての良質な水とは、どんな水なのか。
まずは麹菌や酵母などの微生物が、活発に活動するためのカリウム、リン酸、マグネシウムが含まれていること。
次に麹から酵素が溶け出すのを助け、酵素の働きを促進して発酵を助けるカルシウムなどが含まれること。
そして酒の着色の原因や香味の劣化を招く鉄やマンガンが少ないことです。

新潟の長い冬の間に降り積もった雪が春になって解けて地中に染み込み、豊富な水資源となります。
酒蔵の裏手には急峻な山の斜面が迫り、その環境はいかにも山からの水が豊富であることをうかがわせます。
実際、この西山丘陵由来の水は地下10mから汲み上げられ、柔らかな井戸水は主要銘柄『越乃白雁』の仕込み水となっています。

その清廉さはお酒お酒仕込み用のタンクに入れると青く透き通るほどきれいに澄んでいます。
それはまさに水色の水です。
その仕込み水で造られお酒は、新潟清酒らしい穏やかな味わいに仕上がります。

蔵のすぐそばには湧き水を汲める場所があり、そこにはペットボトルやポリタンクを抱えた人たちが
列を作り湧き水を汲む光景がよく見られます。

■米

酒造りに欠かせな雪解け水は酒造りの仕込み水に使われると同時に田んぼを潤します。
中川酒造では、酒造りを知り尽くした前杜氏が育てた地元産のお米を原料米に使用しています。

蔵の近くには広大な田園が広がっています。
かつて天領地であり、献上米を作っていた土地で良質な米が育ちます。
同じ長岡市にある最も歴史のある酒蔵もこの地域の田んぼで米を育てています。
その米を原料米に使用して“極上”な日本酒を作っています。
それは、この地域で作られた米がいかに良質なものかを物語っています。

酒米だけでなく、新潟を代表するブランド米コシヒカリを使用した純米酒やコシヒカリに次ぐ新潟県のブランド米「新之助」を100%使用したお酒も作っています。
異なる原料米を使用することで様々な味わいのお酒を作り上げています。

■作り手

中川酒造の先々代の杜氏は「現代の名工」にも選ばれる有名な越後杜氏。
その杜氏のもと、平成3年、4年、5年、6年、8年と
全国酒類鑑評会で連続で金賞を受賞しています。
(平成7年は鑑評会が中止)

その杜氏の教えを今も受け継ぎ、手間を惜しまず「味」を重視した伝統の酒造り続けています。

良質な仕込み水と地元産のお米のどちらの特性も活かすために米は丁寧に精米しています。
定番酒である越乃白雁 黒松 でさえも精米歩合が60%台まで削ります。
すっきりとした中にも柔らかくきれいな味わいを感じられるそんなお酒を目指して作られています。

若き蔵人たちが中心となり今までになかった新しい越乃白雁も生まれています。
料理に寄り添う飲み飽きしないすっきりとした味わいが
中川酒造のスタンダードでしたが、米の旨味と心地よい酸味を
活かした現代の食卓に合わせた味わいのお酒も造られています。

さらには中川酒造初の山廃仕込みにも挑戦しています。
酸味と旨味のある個性が感じられる味わいも生み出しています。

受賞歴

平成16酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞
平成21酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞

スローフードジャパン 燗酒コンテスト 2015 お値打ちぬる燗部門 金賞受賞 越乃白雁 本醸造
スローフードジャパン 燗酒コンテスト 2015 特殊ぬる燗部門 最高金賞 越乃白雁 吟醸三年古酒
スローフードジャパン 燗酒コンテスト 2017 お値打ち熱燗部門 金賞 越乃白雁 黒松
スローフードジャパン 燗酒コンテスト 2017 プレミアム燗酒部門 金賞 越乃碧(Aoi)
スローフードジャパン 燗酒コンテスト 2020 お値打ちぬる燗部門 最高金賞 越乃白雁 黒松

ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2017 メイン部門 金賞 越乃白雁 純米酒
ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2018 プレミアム純米部門 越乃白雁 純米コシヒカリ
ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2019 プレミアム純米部門 越乃碧 純米吟醸 山廃仕込み
ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2020 メイン部門 越乃白雁 本醸造

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外部リンク

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