新潟銘醸(株)

地域 中越
代表銘柄 長者盛
住所
新潟県小千谷市東栄1-8-39  Gooleマップを見る
URL
http://www.niigata-meijo.com/

新潟銘醸は、新潟県小千谷市に位置する銘醸で「長者盛」「越の寒中梅」の製造元です。

新潟県でも屈指の製造技術を有し、酒類鑑評会では常に受賞を果たす実力派の酒蔵。

地元の雄として愛飲されることが多く、小千谷市内の飲食店ではこのお酒がよく提供されています。

新潟県小千谷市の風土

 

小千谷市は新潟県のほぼ中央、越後平野の南端にあり、中越地方に属しています。

西は頚城丘陵へ続く西山丘陵、南は魚沼丘陵へ、東は東山丘陵、北は越後平野へ続く平地が広がっています。

その南側から信濃川が市内に入り、山にぶつかり蛇行しながら、合流したりと複雑に入り組んだりしています。
そのため地面の隆起が激しくなり、河岸段丘と呼ばれる特徴的な地形が多くみられます。

車で走るとアップダウンが激しいことがわかります。

 

小千谷市は信濃川の岸に沿った地域や、北部の片貝地区に町並みが整備され、主に北魚沼地域の行政・経済の中心として発展をしてきました。

長岡市のベッドタウンの機能も有しており、両市の交通は盛んです。

歴史としては、三国街道、善光寺街道などの主要街道が通り、宿場町として栄えてきました。

ちなみに三国街道は、高崎から寺泊に向かう道。

善光寺街道は、東京・京阪から善光寺に向かう道でした。

 

地理的に平野部と山間部の中間地点であり、守備の要としてまた物流の要所となっていました。

戦国時代には上杉謙信の関東出兵時の陣地となっていました。

また江戸時代には魚沼郡内で作られた織物が小千谷で集積され、柏崎の湊から京都、大坂、江戸に輸送をしていたと言われています。

 

小千谷市の文化

 

そのような小千谷市は、昔より多くの人たちが集まり、様々な文化が交わっていました。

特徴的な文化の一つとして、錦鯉の養殖が挙げられます。

 

19世紀前半の江戸時代のころ、小千谷市で食用として飼われていた鯉に突然変異種が現れたのが錦鯉文化の始まりといわれています。

この地域では冬期の非常食用として休耕田に鯉を養殖する習慣があったそうです。

また、先述したようにこの土地は起伏が激しいため、鯉が野鳥から隠れられるような田んぼが多く存在していたことも挙げれます。

突如綺麗な色に染まった鯉を、余裕のある農家が趣味として交配を進めていたそうです。

 

その後、この地区で山間地の人たちの手により研究と改良が重ねられ、現在のような観賞魚となりました。

現在では錦鯉といえば小千谷というほど、その名は全国的に知られ、国内はもちろん海外においても高い評価を得ています。

その優雅な姿は世界から絶賛され「生きた宝石」「泳ぐ芸術品」とも呼ばれ、将来は日本の国魚となるかもしれません。

また高級着物である小千谷縮(おじやちぢみ)もこの土地ならではの文化です。

この土地周辺には、苧麻(からむし)と呼ばれる織物の材料となる植物が多く自生していました。

平安時代から伝わるこの植物を使い、上杉謙信はこれを貿易手段として、京都と大きな貿易を行っていました。

現在でも高級織物として、製造されており、ユネスコ世界無形文化遺産登録されるなど国際的にも大きな評価を受けています。

 

またこの織物には、「ふのり」と呼ばれる海藻が使われていました。

やがて、この土地で栽培されるそば粉と合わせて、独特の食感が残る「ふのり蕎麦」が発明されました。

つるりとしたのど越しと、シコシコの歯ざわりがある全国的にも珍しい口当たりの蕎麦です。

現在では「へぎそば」として新潟を代表するグルメとなっています。

 

また毎年9月に小千谷市片貝地区で行われる浅原神社例大祭(片貝まつり)の花火大会は、世界一の大きさを誇る四尺玉の花火が上がることで有名となっています。

 

このように新潟銘醸の位置する小千谷市には、たくさんの文化的な魅力があります。

 

新潟銘醸の発祥

 

その歴史は、吉澤仁太郎という人物に由来します。

彼は1863年、長岡市のとある農村で生まれ、19歳の時、奉公先の薬屋で薬学を学び、21歳で「サフラン酒」という薬用酒を開発しました。

そして調合したサフラン酒を竹筒に入れて、行商していたようです。

 

サフランはアヤメ科の植物で、当時から薬用として珍重されていました。

サフラン酒とはその高貴なサフランを始め、蜂蜜、桂皮、丁子、甘草など十種類ほどの厳選した植物やハーブ等で味を調整したリキュールでした。

現在では薬用酒というと、養命酒が人気ですが、サフラン酒はその人気に肩を並べるほどだったと言います。

このお酒は効能だけでなく、ハイカラというイメージで、特に女性の人気を集めました。

女性がお酒を飲む機会がなかった時代でも、薬ならば飲めると人気が高くなっていったのです。

その後1894年、吉澤は「機那サフラン酒本舗」を創業し、大成功を収めた後、大地主となります。

 

吉澤は、建築や造園、古銭蒐集など趣味の世界に傾倒していきました。

そして鏝絵蔵と呼ばれる絵柄の奇想天外な土蔵蔵を建設しました。

青や朱など様々な色使いで、恵比須様や鳳凰や獣などが扉に描かれているのです。

あくまでこれは、人に見せるための観賞用として建設され、ほかにも、奇想天外な庭、豪華絢爛な離れ座敷など多くの建築・造園物が造られました。

長岡市に現存するサフラン本舗

長岡市に現存するサフラン本舗

1938年、そんな彼は現在の五泉市に二つの酒蔵を買収して集約し、新潟銘醸株式会社を設立しました。

吉沢が初代社長に就任し、これが新潟銘醸の始まりとなります。

しかしわずかその二年後に小千谷市の酒蔵であった中野醸造を吸収し、同時に本社も移転してしまいました。

現在、新潟銘醸が小千谷市にあるのは、この中野醸造の跡地が所以となっています。

そして、長岡の機那サフラン酒本舗は、その珍重な建物から、観光資源として活用されています。

 

吉澤家は次に、酒のタンクを製造する会社を共同経営で興しました。

昔の日本酒は木桶と呼ばれる木製のタンクで酒を造っていました。

しかし戦前・戦後にかけ、ホーロータンクと呼ばれる金属製のタンクへと変遷していきます。

木桶に比べ微生物の働きをコントロールしやすく、管理・保管が容易であることなどから、ホーロータンクの需要は上がり続け、ついに木桶を駆逐しました。

このように吉澤家は莫大な財を築きました。

 

新潟銘醸のこだわり

 

財力のある吉澤家の元で産声をあげた新潟銘醸は、最先端の技術力で新潟の日本酒業界をけん引してきました。

早くから「同じ味は飽きられる」と考え、個性がある酒の製造を行うよう努力しました。

またISOやHACCPが浸透していないころから、製造技術の安定のため、いち早く技術の標準化とマニュアル化を推進しました。

設計・製造から検査までの一連工程での管理能力をシステム化し、全ての社員が酒造りを把握できるようにしました。

その結果、2002年に新潟銘醸は新潟県の酒造業界で初めて、ISO9001:2000の認証を受けました。

その高い技術力から生み出される味は、個性のある酒、顔が見える酒だと言います。

味わいがふかく、膨らみがあり飲み応えを感じる旨味のある酒。

そのような酒を造るためには、いい酒米を使い、よく磨くことが大切だとか。

小千谷市の名物であるへぎそばとの相性も抜群。

コシのある麺をつるっと食べて、このお酒を飲んだらもう最高です!

 

とはいえ、雪解け水の軟水から醸される酒は、軽やかな飲み口が魅力。

錦鯉がよく育つ軟水は、綺麗に澄んでおり透明度も抜群です。

低温でゆっくり発酵され、ストレスがかかっていない製法で造られた酒である証拠です。

流行や人気の酒質に変わることはなく、今後も本流の味を守っていくとのことです。

まさに王者の風格であり、新潟を代表する筆頭格の銘柄と言っていいでしょう。

 

鑑評会での高評価を続けらる屈指の技術力

 

鑑評会とは毎年、期間内に製造された清酒の品質を評価して、優れた清酒の製造に寄与することを目的に開催されている、いわばお酒のコンクールです。

この鑑評会は各地の国税局が主催するものと、全国規模で公的機関が主催するものがあり、どちらも年に1回開催されています。

そして新潟銘醸の受賞歴は、県内でも最多を誇ります。

1998年には新潟県首席を受賞。

1999年には関東信越国税局酒類鑑評会にてトップである最優秀賞に輝きました。

その後2004年まで連続9回優秀賞を受賞し、歴代トップの記録となりました。

それ以降も、常に関東信越国税局酒類鑑評会、全国新酒鑑評会ともに、新潟県内上位の成績を獲得し続けています。

新潟銘醸はこのように安定した高い技術力、それに裏付けされた酒の味わいを持つ、類無き酒蔵です。

 

主な受賞歴

関東信越国税局主催酒類鑑評会(優秀賞)

1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2006年
2008年
2009年
2010年
2011年
2013年
2016年
2019年
2020年

独立行政法人 酒類総合研究所主催 全国新酒鑑評会(金賞)

1993年
1994年
1996年
1997年
1998年
2000年
2001年
2002年
2004年
2006年
2008年
2010年
2011年
2013年
2016年

他多数受賞歴あり

 

新潟銘醸(株)新着情報

2021.03.24 新潟銘醸(株)
【 100本限定販売 】 新潟銘醸限定酒 純米大吟醸プレミアム

新潟銘醸から『N-888 純米大吟醸 プレミアム』がオンラインショップで限定販売になります。

この「N-888」ブランドは、あえて特殊な酒米や特殊な酵母を用いず、「発酵」という現象を探求し、新潟銘醸独自の醸造法で造られたお酒です。
研究開発のパートナーである国立高専機構長岡高専との共同開発により、1200回にもおよぶ試験を重ね、「重厚な香り」と「軽快な味わい」の相反する香味を表現する日本酒の開発に成功しました。

「伝統の技を受け継ぎつつ現代の食に合った新たな日本酒」というこのお酒は
なんとバナナや洋ナシを思わせる重厚な香り、イチゴやライチのような軽快な味わいが口の中に広がります。

この「N-888 純米大吟醸 プレミアム」は、1年間低温で熟成させて、ワンランク上の上質な旨みが乗ったところで発売致します。

小仕込みタンクにて製造しているため100本だけの数量限定品です。

容量      720ml(カートン無)
アルコール度数 15度
原材料     米(新潟県産)、米こうじ(新潟県産米)
精米歩合    50%
価格      1,650円(税込)

お買い物はこちらから

2021.03.3 新潟銘醸(株)
3月8日発売 純米吟醸 桜もよう|新潟銘醸

新潟銘醸から< 純米吟醸 桜もよう >が3月8日発売になります!

越淡麗100%で仕込んだ純米吟醸。
やわらかな味わいと控えめに香る上品な吟醸香が特徴です。

かわいい瓶で、いい意味で新潟銘醸「らしくない」お酒。
限定数量なので丘お求めはお早めに。

容量      720ml
アルコール度数 15°
原料米     越淡麗100%使用
精米歩合    55%

ご注文はこちらからhttp://niigata-meijo.com/shop/item.asp?id=342

コンテンツ

外部リンク

Page Top