八海醸造(株)

地域 中越
代表銘柄 八海山
住所
新潟県南魚沼市長森1051  Gooleマップを見る
URL
http://www.hakkaisan.co.jp/

銘酒「八海山」

八海醸造本社

八海醸造がある南魚沼はコシヒカリの産地としても知られ、冬には3メートルもの雪が降り積もる日本屈指の豪雪地帯でもあります。
魚沼は”魚がたくさん住むところ”という意味があり川にはたくさんの魚たちが泳ぎ回り、山では季節の山菜や山野草が咲き誇ります。
低温多湿な冬の気候、八海山の伏流水である極軟水「雷電様の清水」、雪国が育んだ生真面目な魚沼人気質は、酒造りにはこの上ない土地柄、まさに酒の神に愛された場所。
そんな地に八海醸造は誕生しました。

創業は大正11年、「八海山」の名前は越後三山のひとつ霊峰「八海山」から名づけられました。
現在蔵元は三代目、創業100年に満たない比較的若い酒蔵でありながら、その勢いはとどまるところを知りません。
創業当時300石だった年間生産量はたった三代で3万石へと急成長を遂げました。
それにはこの蔵元のゆるぎない信念とチャンレンジ精神があったからです。

1980年代、日本酒の辛口ブームが始まります。
淡麗辛口な新潟清酒の人気とともに「八海山」の希少価値も高まりました。
一般的に高品質なものを作ろうとすれば当然生産量は少なくなります。
複雑な製造工程と昔ながらの熟練の技術が必要とされる日本酒造りも同様で、当時生産量が少なかった「八海山」は日本酒辛口ブームの需要に供給が追い付きませんでした。
一部の居酒屋では「八海山」が1合1300円というプレミアム価格で提供されるまでになってしまいました。
このような状況は、「よりよい酒を、より多くの人に」を思想とする蔵元の意志に反します。

そこで八海醸造は「メーカーには品質責任だけでなく供給責任がある」という考えのもと、生産体制の見直しに着手しました。
新しい設備や機械の導入に積極的に取り組み、自動化できる部分は自動化することでより高品質の酒を安定して製造できるようになりました。

しかし全て機械による自動化をしたわけではありません。
例えば、八海醸造ではどんな酒でも麹造りは人の手で行います。
蒸米に麹菌を振り、切り返しをするのも人間の手です。
高品質な酒を造るためには最高の麹を育てなければなりませんので、ここぞという時は人間の手が必要不可欠と考えています。

第二浩和蔵

蔵元が目指す高品質な酒とは、「品格ある淡麗旨口」、「美味しくて飲み飽きしない」そんなお酒です。
どんなに多くの人から求められても決して品質を落とさず、要望に応えられる量を生産します。
それは酒造りの中で最も難しい大吟醸の製造技術を全酒類に応用するという結論に至りました。
米を半分以上も削り、発酵しにくい低温での発酵はとても手間暇かかりますが、この厳しさが八海醸造の酒造りです。

国税庁が定める日本酒の製法品質表示基準では、特別本醸造の精米歩合は60%以下となっています。
しかし八海山特別本醸造は55%、普通酒でも60%です。
基準では、精米歩合60%以下は吟醸酒と言うことができますので実は八海醸造のお酒はすべて吟醸酒と言うこともできるのです。

「雷電様の清水」

八海醸造の使う水は、八海山系の地層からの湧水です。
冬の間山に降り積もった雪が溶けて地下に沁み込み、長い年月を経て再び山の岩間から滝となって湧出します。
地元では「雷電様の清水」と呼ばれますが、これは昔落雷による災害が度重なり、雷電様を祀ったところ被害が少なくなったと伝えられています。
一日400トンの水量は八海醸造の酒造りはもちろん、地元の水道水や米作りにも利用されています。
「雷電様の清水」の性質は口当たりの柔らかい極軟水。
この水が八海山の淡麗辛口ながら旨みも充分にある、飲み飽きしない味わいを生み出します。

「こだわりの原料米」

全国的に有名な魚沼地区

八海醸造では五百万石を主にし、美山錦、山田錦、越淡麗とすぐれた酒米(酒造好適米)を惜しみなく使います。
一般米はトドロキ早生を主にし、こしいぶき、ゆきの精を使用し、ほとんどの酒で2種類以上の米を組み合わせています。
その理由として、新潟県の水は軟水が多く、淡麗な味わいになるがそれだけでは日本酒本来の味わいや旨みが軽くなってしまうから。
一般米を使うことで米の旨みを加えたり、山田錦を使うことで柔らかや香りを引き出す。
淡麗な味わいのみに満足せず、さらに日本酒の奥深さを追求しています。

「良い水」「良い米」を生かす技

八海醸造では蔵独自の「マイスター制度」を採用しています。
職人気質の杜氏の経験や感覚を持つ熟練の蔵人と、次世代の杜氏を担う若い蔵人が共同作業を行っています。
その理由は、彼らが共に考えながら酒造りをすることにより、技術面だけでなく人としても成長することを目指しているからです。
八海醸造はマーケティングだけではなく、マネジメントを重視し、働きやすい職場づくりにも力を入れています。

酒造りの技術を生かした「麹だけでつくったあまさけ」

八海醸造では2009年より甘酒「麹だけでつくったあまさけ」の製造販売を始めました。
麹から造られる甘酒の材料は「麹」と「水」だけ。麹の出来栄えが味わいにダイレクトに反映されます。
麹に用いる米を磨く(削る)酒蔵ならではの精米技術を生かして造られるあまさけは、米麹の自然な甘みが引き出されいて後味もすっきり。
ノンアルコールで保存料や着色料も一切使用していないので、美容や健康への意識が高い女性やあらゆる世代の老若男女に愛される人気商品となっています。

このような人気の理由は、まず八海醸造では、学術的な研究がほとんど行われていなかった甘酒の成分を正確に把握しました。
お客様に信頼していただける情報を発信していくため、あまさけの成分分析や研究に取り組み続け、その結果、麹甘酒には350以上もの物質が含まれていることが明らかになりました。

「大好きな魚沼の魅力と素晴らしさを知ってもうらための取り組み」

森のリゾート 泉ヴィレッジ

そば屋長森のそば

八海醸造の酒造りで決して外せないもの、それは南魚沼の自然の恵みをもらいながら酒造りをさせてもらっているということです。
霊峰・八海山の麓で「雷電様の清水」を使い、降り積もる雪は大気中のちりや雑菌を吸ってきれいな空気にしてくれる。
そんな恵まれた地で酒造りができることに感謝を込めて、八海醸造では様々な活動を行っています。
まず南魚沼市・長森にある「魚沼の里」が挙げられます。
魚沼の魅力や素晴らしさをもっと知ってほしいと、2004年から八海醸造の酒蔵、第二浩和蔵を中心に同蔵が経営する飲食店や施設を増やしています。
江戸前そばが自慢の「そば屋長森」
自家製のゆでたてうどんが楽しめる「うどん屋武火文火(ぶかぶんか)
八海山の酒粕が練り込まれたバウムクーヘンが人気の「菓子処さとや」
さらに八海醸造の社員も使う社員食堂を一般開放した「みんなの社員食堂」
など地元の食材を地元の人が作ってもてなす、どれも南魚沼の自然の恵と人の温かさをを伝えたいと願う地元愛がたっぷり詰まった施設です。

さらに約1,000トンの雪を収容できる国内最大規模の雪中貯蔵庫「雪室」があります。
電気でなく自然のエネルギーを使い、年間を通して3℃~5℃の温度を保っています。
なめらかな温度変化と湿度はお酒の長期貯蔵や熟成に最適で、空きスペースでは野菜等も貯蔵されています。
その雪室は、冬は3メートルもの雪に閉ざされる中で暮らす、南魚沼の人々の知恵と工夫が生かされた施設です。

また豊かな文化あふれる魚沼をもっと知ってもうらうため、年に4回「魚沼へ」という季刊誌を発行しています。
八海山という商品を知ってももうらうにはまず、魚沼という土地や文化に触れて楽しんでもらうこと。
そうしてもうらうことで清酒「八海山」というブランドの安心と信頼もますます増えていくことでしょう。

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