新潟の甘口日本酒 女性も好きなフルーティーで飲みやすいお酒12選
そもそも甘口の日本酒とは
日本酒は糖が多く含まれるものを「甘口」、少ないものを「辛口」と言います。
そしてこの糖の多さを「日本酒度」という指標で表しています。
大きい数値は糖が少なく、小さい数値は糖が多くなります。
すなわち、日本酒度がマイナスになるほど甘いと言うことです。
しかし日本酒にはコハク酸やリンゴ酸など様々な酸が含まれており、その影響も受けるため、日本酒度の値が同じでも「辛口」とされたり、「甘口」になったりします。
さらに、「辛口」の日本酒に「辛い」と感じる成分が含まれているわけではなく、「甘口ではない」ということを辛口と言っています。
ちなみにこれは日本酒だけでなくビールやワインにおいても「甘味が控えめ・甘味がほとんどない」という意味で「辛口」という用語を使っています。
ですから甘口、辛口と言っても、メーカーの基準や飲む人の印象によって、味が変わります。
「辛口と言われたけど、甘かった」「甘口を買ったつもりが辛かった」などイメージと感じ方が異なることが往々にしてあります。
誰もが甘口と感じる酒とは
日本酒の麹にはもともと、とても糖分が多く甘みがあります。
例えば甘酒のように、砂糖や添加物を一切加えていないのに、甘みが強くなるのです。
日本酒の製造過程では「ボーメ」という数値を使い、振れ幅が小さくなるほど日本酒度での観察へと変化します。
すなわち、日本酒はもともととても甘い飲み物を調整して、甘辛のバランスを取っていきます。
日本酒度が+5~-5においては、酸度や他の成分により、甘口か辛口が分かれるかもしれません。
しかし日本酒度が-10より下になると、ほぼ甘味しか感じない酒が多くなります。
なかには日本酒というより、リキュールに近い味も多くなります。
以下より、甘いお酒として有名なお酒や、日本酒度がマイナス5を下回る、誰もが甘いと感じる新潟のお酒を紹介します。
甘口として有名な蔵の人気銘柄
今回は日本酒度をひとつのあまさの基準として考慮してピックアップをしてみました。
お福酒造 お福正宗 上撰本醸 日本酒度-1
上品な旨み、やわらかな喉越しは、飲み飽きしない芳醇至福の味わいです。
2度の黄綬褒章を受章した著名な酒蔵です。
甘口こそ酒本来の姿として、あくなき淡麗甘口への挑戦を行っています。
竹田酒造店 越乃潟舟 特別本醸 日本酒度-2
2013年・2015年・2019年 インターナショナルワインチャレンジ SAKE部門 本醸造の部 第1位 トロフィー受賞酒です。
越淡麗・こしいぶきを使用し、丁寧に少量で仕込んでます。
芳醇な甘口。ほんのりとした米の甘み、やさしさが感じられる酒質です。
淡麗な甘いコクをお楽しみいただけます。
丸山酒造 雪中梅 普通酒 日本酒度-3
創業時代には、周囲は農村地帯であり,肉体労働のあとに疲れを癒す甘口の酒が求められました。
この「甘口」こそが雪中梅の魅力であり、長年に渡りファンを獲得してきた背景です。
以前には加糖をしていましたが、2006年の酒税法改正により、無糖による甘味の探求を追い求めています。
淡麗で雪解け水のようにするっと口に滑り込むような甘味があります。
甘口ですが、キレが良いために重く感じません。
村裕酒造 村裕 茜ラベル 無濾過本生 日本酒度非公開
村祐の杜氏兼社長を務める村山健輔氏が、自らの理想の味を求め、独創的かつ革新的な感性から生み出す限定銘柄です。
村祐は、データに囚われずに飲んで頂きたいとの事から、酒質データは非公開となっております。
しかし香味にはっきりとした個性を主張する独特のスタイルです。
茜ラベルでは、フルーツを思わせるような甘酸っぱく、爽やかで品のある好ましい香味があります。
爽やかな酸味と適度な甘味、微かに感じるスパイシーな苦味が後味を引き立てており、ブルゴーニュの白ワインのようなイメージです。
はっきりとわかりやすいその酸に特徴があり、口に含むと食欲を促すような香味が楽しめます。
日本酒度-10を下回る誰もが甘いと感じる甘口ワインのような味
苗場酒造 CANDY APPLE 日本酒度 -22
苗場酒造は1907年に創業した、津南町に位置する酒蔵です。
日本百名山のひとつ「苗場山」の麓。
その山の豊富な雪から生み出される清冽な伏流水は、全国名水百選の一つ龍が窪となります。
このような自然に恵まれた環境で、芳醇で旨味のある日本酒「苗場山」が醸されています。
その伝統の酒蔵から、「CANDY APPLE」と名付けられた甘口の純米吟醸が発売中。
低アルコールで造られた甘酸っぱい味わいのりんご飴のような日本酒です。
そこから「CANDY APPLE」と名付けられました。
玉川酒造 It’s the key イットキー純米吟醸 日本酒度-40
イットキーとは日本酒の新しい世界の扉を開くカギをイメージしたお酒です。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017最高金賞受賞したお酒。
アルコール度数は12度とやや低いですが、甘みと酸味が通常のお酒の約5倍となっています。
ですからワインのような感覚の飲みやすさを実現しています。
しっかり冷やすかちょっと熱めにして飲んでいただくのがおすすめです。
ワイン酵母仕込み WiWi (わいわい) 日本酒 純米吟醸酒 日本酒度-25
通常の日本酒の仕込みで使う日本酒酵母ではなく、白ワインを醸造する際に使用するワイン酵母で仕込んだ爽やかな酸味とやさしい甘味が特徴的な新感覚の日本酒です。
各種パーティー、女子会にもぴったりです。
母の日やお母さんへの誕生日プレゼントとしても喜ばれます。
冷やしてたり、ロック、ソーダ割りなどで楽しめる甘口ワインのようなお酒です。
甘口を超える超甘口!フルーティーかつ濃厚な甘みは女性にも人気の限定酒
高野酒造 純米原酒カワセミの旅 720ml 日本酒度-27
世界屈指の料理人 ジャンポール・エヴァン氏が絶賛したショコラと合う日本酒です。
カワセミの旅を少し口に含んで口の中に広げ、ショコラを食べると素晴らしいマリアージュを味わえます。
その後にさらにカワセミの旅を味わって頂くとショコラの余韻と合わさり相性の良さを感じて頂けます。
のど越しはフレッシュで爽やかなので飽きの来ない味わいとなっています。
ショコラ以外のデザートでもチーズケーキ、羊羹、アイスクリームとも相性が良いです。
甘じょっぱい組み合わせが好きな方にはチーズ(特にブルーチーズ)がおすすめです。
冷たく冷やしてお召し上がりください。
白瀧酒造 スパークリング 上善 日本酒度 -50
「上善如水」という名前には、「人間の理想は、水のようにさまざまに形を変えながら、自然に流れるように生きること」という意味が込められています。
大地に染み込む雪どけ水のような、きれいでやわらかい味わいでだれもが飲みやすい、日本酒の入門酒であることが、上善如水の存在意義です。
そんな上善如水のスパークリングバージョンのお酒。
甘さを抑えたドライな飲み口の発泡性日本酒で、とても米から作られているとは思えない味わいです。
口に含んだ瞬間に感じるやわらかな甘みと、炭酸ガスによるスッキリとした後口は食前、食中を選ばずお楽しみいただけます。
ドライタイプのスパークリング日本酒は、透明感のある味わいと軽快でスッキリとした後口。
炭酸によって辛口ならではの爽快な風味をお楽しみいただけます。
※季節限定のため品切れの場合があります。お買い物はこちらから