吉乃川「 のみごろ純米 呑み切り」発売中
吉乃川(株)酒蔵では、お酒の出来具合を確認するために「呑み切り」と言われる作業を行います。
たくさんあるタンク一本一本からお酒を抜いて、状態をチェックするのです。
この語源は、お酒を貯蔵しているタンクの「呑み」と呼ばれる注ぎ口を開ける(切る)ことが由来となっています。
利き酒能力に優れた社員たちが、ひとつずつお酒を吟味し酒質や特徴を書類に記入していきます。
多くのタンクに貯蔵してあるお酒の味をひとつひとつみるので、時間と労力がかかります。
ちなみに利き酒は蛇の目の大きなぐいのみを使用します。
このぐいのみの蛇の目の模様の白い部分で日本酒の「透明度」を確認します。
また青い部分で日本酒の「光沢」をチェックするのです。
その他にも、香りや水面の揺らぎ方などをみています。
毎回飲みんでいたらすぐに酔っぱらってしまうので、少しだけ口に含み、味を確かめたら吐器に出します。
そして今回の「初呑み切り」で最も評価の高かった純米酒を「今、いちばん飲みごろの酒」ということで商品化しました。
原酒生詰なので、まさにタンクに眠っている味をそのまま蔵出ししています。
夏の間だけの限定商品となります。